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「ほぼすべてのことは仮説である」——あなたの常識、実は間違っているかも?

こんにちは、シノです。

突然ですが、

「努力すれば必ず報われる」
「お金があれば幸せになれる」
「好きなことを仕事にすれば成功する」

これらはよく言われることですよね?

果たして、これらは絶対的な正解なのでしょうか?

正解なときはあるだろうけれども、
絶対的な正解とまでは言えませんよね?

あくまでも
「こうなんじゃないかな」
という仮説(仮の答え)にすぎません。

状況によっては成り立つかもしれないし、
成り立たないかもしれない。

世の中で言われていることの大半は
絶対的に正しいとは言えず、
あくまでも「可能性」の話であり、
「仮説」にすぎないんです。

思い返してみてください。

何かを「絶対に正しい」と思い込んでいたのに、
後になって「あれは違った」と気づいたことはありませんか?

たとえば、
「この仕事が自分に向いている」と信じていたけど、
実際にやってみたら違った。

「この人とは一生の付き合いになる」と思っていたのに、
関係が変わってしまった。

このように、
「確実に正しい」と思っていたことも、
時間が経ってから違うとわかってしまった。

そんな経験を
一度はしたことがあるのではないでしょうか?

もしかしたら、
いま信じている「常識」も、
あくまでも自分にとっての常識であり、
他の人からしたら非常識かもしれません。

よく「常識を疑え」と言われますが、

僕たちが常識だと”信じている”ことは
実は仮説にすぎない。

そう考えると、
常識を疑いやすくなると思いませんか?

たとえば、風邪をひいたとき、
ご飯を食べるか食べないか。

「栄養をつけて早く治すために食べるべき」
と言う人もいれば、

「消化にエネルギーを取られると逆効果だから食べないほうがいい」
と言う人もいます。

どちらの意見も一理あります。

こういう話なら、
どちらの考え方も受け止めやすいですよね?

ですが、もし
「風邪を治すには泥水を飲め」
と言われたらどうでしょうか?

これを初めて聞いたときは、僕は正直
「いや、それはないでしょ」
と思いました。

「風邪を治すには泥水を飲め」
これはとある地域の常識らしいのですが、
その地域では「風邪を治す方法」として
泥水を飲むことが当たり前になっているため、
疑うことなく、風邪をひいたら泥水を飲んでいるようです。

僕としては、
「いや、さすがにそれは……」
と思ったのですが、

この記事を読んでくださる大半の方が
そう感じるんじゃないかなと。

ちなみになんですが、調べてみたら
「風邪をひいたら泥水を飲む」
という話を見つけることはできませんでした。

ですが、
「土を食べる文化」というものがあるみたいなんですよね。

土を食べる体力がついたり、
解毒することができたりするようです。

確かに体力がついたり、
解毒することができるのであれば、
「風邪をひいたら泥水を飲む」という常識を持っていても
おかしくないですよね?

これを知って、
受け入れることは難しくとも、
受け止めることならできるな、と思いました。

このように、
常識は文化によって変わりますし、
時代によっても変わります。

泥水で風邪を治すことが当たり前だったとしても、
いつか薬で治すことが当たり前になるかもしれませんし、

逆に薬で治すことが当たり前だったとしても、
いつか泥水で風邪を治すことが当たり前になるかもしれませんから。

そうやって、
常識も移り変わっていくため、
常識も「仮説(仮の答え)」にすぎないわけです。

次に科学について考えてみます。

科学は絶対に正しいのでしょうか?

科学の世界も、
実は「仮説の更新」の歴史です。

たとえば、かつては
「太陽が地球の周りを回っている(天動説)」
と信じられていました。

ですが、今では
「地球が太陽の周りを回っている(地動説)」
という考えが常識になっています。

つまり、「かつての科学的常識」も、
今では間違いだったとわかることがあるのです。

「食事と健康」の分野を見ても、昔は
「脂肪は健康に悪い」
と言われていました。

しかし、今では
「良質な脂肪は健康に必要」
と考えられるようになっています。

これも、かつての「科学的な常識」が、
新しい発見によって更新された例です。

科学は、確かに多くのことを証明していますが、
「現時点で最も有力な仮説」にすぎないとも言えます。

だからこそ、科学を「絶対的な真理」として盲信するのではなく、
「今はこう考えられている」 という姿勢で向き合うことが大切なのではないか。

僕はそう思うのです。

科学的根拠を求めるのは良いことです。

ただし、科学的根拠があるからといって、
それを「絶対的な正解」だと思うのは危険かもしれません。

なぜなら、科学の歴史は
「かつて正しいとされていたものが覆されることの繰り返し」
だからです。

昔は「脂肪は健康に悪い」と言われていたのに、
今では「良質な脂肪は健康に必要」とされているように、
科学は常に新しい発見によって書き換えられていくものなのです。

常に新しい発見により仮説が生まれ、
その仮説を検証することによって書き換えられていく。

これは、科学の世界に限った話ではなく、
僕たちの日常にも当てはまることではないでしょうか?

たとえば、ダイエット方法や考え方など、
世の中で言われていることも「仮説」にすぎません。

だからこそ、
「これは本当に自分にとって正しいのか?」と考え、
まずは試してみることが大切だと思うのです。

僕が意識しているのは、
「今のところ、この仮説を”採用”しているだけ」
というスタンスです。

この考え方を取り入れることで、
ずいぶんラクになりました。

「採用する」というスタンスを持つことで、
「これは絶対に正しい」と思い込むのではなく、
「必要があれば別の仮説を採用すればいい」
という柔軟な姿勢を持つことができるからです。

「試してみて良ければ続ける」
「合わなければ別の方法を試す」

この姿勢を持つことで、
情報に振り回されるのではなく、
自分なりの最適解を見つけることができるはずです。

つまり、大切なのは、
「一つの考えに固執せず、常に仮説を更新し続けること」。

そうすれば、思考が柔軟になり、
変化の激しい時代の中でも対応しやすくなると思うのです。

今の時代、正解は一つではなく、
状況によって変わるものが多い。

だからこそ、
「これが正しい」と決めつけるのではなく、
「今のところ、こう考えている」と捉えることが重要なのかもしれません。

そうした柔軟な考え方が、
これからの時代を生き抜くための力となり、
より自由に、自分なりの答えを見つけやすくなるのではないか。

個人的にはそう思うのです。

と、ここまで書いてきましたが、
今回の内容ももちろん一つの仮説にすぎません。

ただ、僕自身はこの考え方を採用することで、
ずいぶんラクになりました。

「この仮説をどう扱うか?」は完全にお任せします。

もし、少しでも何かのヒントになれば嬉しいです。

それでは、
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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